河端朋之が好スピードのまくりでV16 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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河端朋之
まくり4連発で力の違いを示す(左から加藤将武、河端朋之、遠藤拓巳)
若手の挑戦を退けて最多優勝記録を更新

 PIST6 2025 6月 第2戦は6月11日(水)に最終日が開催された。
 決勝戦には河端朋之が3連勝で勝ち上がりを決め、その他には20代の若手機動型5選手を加えた6名が顔を揃えた。ハイレベルな決勝戦は、河端がスピードの違いを見せつけるまくりで16度目の優勝を飾った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から加藤将武、山田駿斗、遠藤拓巳、青木瑞樹、鈴木浩太、河端。レースは残り3周でペーサーが退避し、2番手の山田が先頭に立つが、すかさず遠藤が飛び出す。遠藤の動きに乗った青木も前へと踏み込むも、遠藤との主導権争いが残り1周まで続く。残り1周手前から鈴木が仕掛けるも、車は進まずに最終1センターで後退。2番手外で堪える青木と鈴木の間のコースを突いた河端が一気にスパートし、3コーナー付近で逃げる遠藤をとらえて1着でゴールした。

 「前回で連勝が途切れてしまったので、今回しっかりと優勝できて嬉しいです。(決勝戦は)力がある若い選手が揃っていて、自分は6コースなので怪しいかなと思っていたが、遠藤(拓巳)君と青木(瑞樹)君が踏み合いになって展開が向いた。(残り1周過ぎでは)行き場がなくなったが、一瞬コースが空いたので、そこからはとにかくゴールまで必死で踏んだ。若い力のある選手が増えてきて、そう簡単にはいかないレースが増えているが、さらに優勝回数を増やしていけるように頑張っていきたい」

 前回4月 第2戦で2年以上続いていた連勝記録が63でストップしてしまったが、タイムトライアルで10秒061とひと際飛び抜けたタイムで堂々の1位通過を果たすと、レースでも好スピードのまくり4連発で、若手の挑戦を退けた。またこの優勝で自身の持つ最多優勝記録を16に伸ばし、単独トップに躍り出た。

中田真弘記者

2025年6月11日 20時23分

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