河端朋之が圧巻の逃走劇で12連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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河端朋之
12連続完全Vを飾った(左から棚瀬義大、河端朋之、中島詩音)
連勝記録を48に伸ばす

 PIST6 2024 9月 第2戦は9月14日(土)に最終日が開催された。
 決勝戦には河端朋之、棚瀬義大、中島詩音の3名が無傷の3連勝で勝ち上がり、優勝経験者の5名と初出場の若手が顔を揃えた。実力者同士によるハイレベルな一戦は、残り2周手前からロングスパートを決めた河端朋之が12連続完全Vを達成した。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から稲毛健太-河端朋之-棚瀬義大-中島詩音-東矢昇太-小西晴己。レースは残り3周でペーサーが退避すると、最後方から上昇した小西が前に出る。残り2周半で小西がペースを緩めると、3番手の河端が一気にスパートし、残り2周で先頭の小西を叩き切る。残り1周半付近から中島、棚瀬が踏み上げるも、河端は更に加速していく。残り半周で棚瀬が再度外に持ち出すも、河端が振り切って1着でゴールした。

 「(12連続完全Vで)ホッとしています。(決勝戦は)前のペースが上がらなくて、僕でも叩こうかと思えるぐらいのペースだったので、叩かれて内に詰まるよりはと思い仕掛けた。いつもよりも長めの距離だったのでキツかった。残り1周で棚瀬君がきたのに合わせたけど、最後も詰め寄ってきていたのでなんとかって感じでした。連勝はいつか必ず止まると思うので、これからも力を出し切る競走ができれば。本当はタイムも納得いっていない部分もあるけど、加齢もありますね。でももっといいタイムを出したい」

 前検日のタイムトライアルでは10秒027を叩き出して、堂々の1位で通過。苦しい展開となった準決勝を乗り越えて、決勝戦では実力ある若手機動型を相手に逃走劇を披露。圧巻の走りで優勝を飾り、自身の持つ連勝記録を48に伸ばした。その勢いはとどまる所を知らず、更に連勝を伸ばしていきそうだ。

中田真弘記者

2024年9月14日 20時45分

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