準決勝に挑む野崎翼 ~松戸競輪場~

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野崎翼
同期対決で強敵の添田龍児相手に策を練り決勝進出を目論む
準決突破への策はある

 3月5日(日)から松戸競輪場で行われているミッドナイト競輪FⅡシリーズ『第6回オッズパーク杯』は初日が終了。第1レースでは当所2回目になる野崎翼(岐阜・121期)が突っ張り先行から逃げ切った。
 「3コーナーくらいまでタレないようにと思って駆けたけどタレました。でも、いいレースができたし結果オーライです」と納得の表情を見せる。

 やはり勝負は準決だろう。準決はチャレンジV候補の添田龍児(神奈川・121期)が相手で、同期対決にも注目が集まる。
「添田君とはデビューして以来、初の対戦です。点数は向こうの方が上で(自分は)負けているけど頑張りたい」と話すが、この段階では全体のラインがはっきりしていないこともあり、野崎も慎重に構えていたようにも見えた。
しかしそんな時、細沼健治(埼玉・89期)、渋川聡士(新潟・84期)が他地区とはいえ付くことになった。細沼は「野崎君との連係は初です。縁もゆかりもない」と話すが、2人の援軍は心強いだろう。野崎は「ライン3車は大きいですね」とホッとした様子だ。

 野崎は昨年の12月にも松戸で走っており、その時は準決で同期対決で長谷川飛向(東京・121期)と対戦し6着。今回は相手は違うとは言え、今度こそ松戸で準決突破を狙う気持ちは強いだろう。
「車番的にも後ろになるかもしれないが、何かあると思うし策はある。考えているし頑張れる」と自らを奮い立たせた。どんな走りをするのか注目したい。

木村貴宏記者

2023年3月6日 13時12分

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