内容を重視し走る松田昂己 ~取手競輪場~

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松田昂己
スケールの大きい競走を心掛け先を見据えて力を付ける
地元で気合入る

 7月20日から取手競輪場ではモーニング競輪『Kドリームズ杯』が開催されている。連日メーンレースで登場している地元・新鋭の松田昂己(茨城・123期)は初日、準決と逃げ切りを決めて連勝で決勝に進出した。

 「初日の反省を踏まえ、赤板から突っ張ってペースで。別線がまくりに行きづらいように駆けた」と話す。
決勝に話を向けると「まずは内容を重視した走りで。ラインで決まるように。差されたら力を付ければいい。地元戦なので気合は入るけど、その上で優勝できれば」。前検日もそのような話をしたから考え方にブレはない。
同期の松本京太(静岡・123期)との対決に関しては「同じ地脚タイプだとう思う。先行争いをしたこともある」と踏み合いも想定しての構えだ。

 一通り話を済ますと、もう一度決勝メンバーを見直してメモを取っている姿が印象的。ノートの中身は走ったレースに付いてなど様々だ。
「どこがダメだったとかを書いています。同じ失敗をしたらダメなので。それを思い出すより書いて見る方が良い」。一見、穏やかな表情をしているが、考え方はしっかりしている。目先にとらわれず力が付いた時、急成長を遂げるだろう。

木村貴宏記者

2023年7月21日 15時54分

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