不安を払しょくした松田昂己 ~取手競輪場~

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松田昂己
右ひざの不安も払しょくし準決は自信を持ってレースに挑む
色々と吸収して上昇を目指す

 取手競輪場で12日から行われている7レース制のモーニング競輪『オッズパーク杯』は初日が終了。初日予選6レースに登場した地元の新鋭の松田昂己(茨城・123期)は番手の福田拓也(栃木・100期)に差されて白星発進こそならなかったものの打鐘前から踏み込み2着に逃げ粘った。

 松田はレースが終わるとホッとした様子。前検日の松田は右ひざを少し不安にしており「前回の松阪開催中に右ひざを痛めて。ケアしながら、練習も軽くこいで繰り返す」といった状態だった。
「地元なので気合で乗り切って」と話しても、どこかに不安はあっただろう。しかし、それは初日のレースで払しょくできた。
「走っている間は右ひざの痛みは感じなかった。気にならなかったし忘れていた。暖かかったし軽かった。3日間走り切れると思います」。

 初日予選は後方からの仕掛け。車番の影響もあるが松田はこう話す。「後ろ攻めも勉強だと思って後方から一気に行こうと。色々と吸収して上昇していかないと」と経験を踏みながら高みを目指す構えだ。
 準決はメインレースになり関東ラインは4車。今度は前受けができそうなメンバー構成で「ワンツースリー、いやワンツースリーフォーで…」と願望を口にしながら責任感もある様子。積極的な走りで競走内容も加味しながら、地元期待の若武者が準決突破を目指す。

木村貴宏記者

2024年1月12日 16時15分

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