準決も力を出し切る競走で

　7日から松戸競輪場で行われているミッドナイト開催『第８回￥ＪＯＹ×プロスポーツＣ』は初日が終了。第7レースでは前回の宇都宮で特別昇班を決めた新人の坪内恒が逃げ切り白星スタートを決めた。
　
　坪内は12月の京王閣で初Vを決めると続く四日市、宇都宮でも完全Vを決めての特別昇班。後一歩で特別昇班を逃す選手が多い中で、逆に坪内は一発で特別昇班を決めた。勝負強さみたいなのもあるかもしれない。前検日に聞くとこう返してくれた。
　「セッティングとか調子とかがかみ合ったからですね。運も良かったのかもしれない。２班に上がってしっかり先行で思い切り駆けたい」。師匠(田頭寛之・千葉・109期)からのアドバイスについては「仕掛けるところは仕掛けて。着を狙って小さいレースをするより上で戦う走りを覚えろ」と言われたことを教えてくれた。

　初日は後続のもつれもあったが逃げ切り勝って終えると「風が強くてペースが分からなかった。中２日で疲れもあるし体も重い」と不安は隠せない。それでも「(特別昇班初戦で)勝てたのは自信になる。力の加減も分かった」と話す。
　準決は当然、戦いは厳しくなる。それでも「出し切るレースを」の思いは変わらない。強気の攻めで地元準決突破を目指す。
　

• 選手詳細データ

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  坪内恒 選手千葉・123期