角田光が逃げ切り発進 ~川崎競輪~

photo-92310
角田光
どこまでも内容を追求する
徹底先行の野見泰要に真っ向勝負で勝利

 川崎競輪ミッドナイトチャレンジは、11月18日(月)に初日が行われた。5レースは、角田光(福島・125期)が逃げ切り勝ち。徹底先行の野見泰要を相手に、二周先行で押し切った。

 昨日に比べて急激に気温が下がり、風速2m以上の風が吹き、川崎バンクは冬場の重バンクと化した。そのなかで、角田は赤板から突っ張り先行に出た。ただ、相手の野見は、百戦錬磨の徹底先行。新人の突っ張りは、嫌というほど味わってきただけに、一筋縄ではいかない。一旦下げて立て直した野見が、打鐘目掛けてもう一度仕掛けてくる。角田は、それも突っ張り切った。野見を一度も前に出させなかった角田が、そのまま逃げ切り勝ち。ラインでの上位独占で、2車単、3連単の一番人気に応えて見せた。

 「風が強かったんで、緩めてしまったのが反省点。バックの向かい風がすごくて、回してる感じで踏んでたら、自然と緩んじゃった。野見さんのスタイルは知ってますし、ジャンではすかさず来ると思ってた。理想を言えば、並ばれずに突っ張り切りたかったんで、まだまだです」

 勝ってもなお反省点の整理は忘れない角田だが、野見からは「今日は打鐘で出られてる子が多いし、あそこは風がすごい。俺も本気で踏んでるし、あれで突っ張れるってことは、かなり踏めてるよ」とお墨付きをもらい笑顔を見せた。

 今節は、同期同県の山崎歩夢と同あっせん。決勝に勝ち進めば連係の可能性が出てくるが「準決で自分が納得できるレースができたら、連係することも考えます。まずは勝ち上がることに集中したい」と、目の前のレースに集中した。準決勝は、大激戦の5Rに登場。納得のいくレースで、勝ち上がってみせる。

熊谷洋祐記者

2024年11月19日 00時15分

開催情報

ページトップへ