『ルーキーシリーズ2020』第2弾を制したのは… ~小倉競輪場~

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山口拳矢
脅威のスピードで無傷の優勝
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尾方真生
地元のデビュー戦を3連勝で飾った
男女ともに3連勝でV

 小倉競輪場で開催された「競輪ルーキーシリーズ2020」は、5月31日に最終日を迎えた。初日、2日目の予選を勝ち抜いた7選手による118期と117期の決勝戦は、地元の尾方真生と山口拳矢が優勝。ともに後続を突き放して力の違いを見せつけた。

 久留米ガールズ初の卒業記念チャンピオンとして注目された尾方は、初日からおもいきった仕掛けで同期のライバルを圧倒。決勝戦では最終1センターからまくり出し、そのまま堂々と押し切った。
 「決勝は少し緊張しました。2日目は少し重たく感じたけど、今日(最終日)は意外と軽くて、しっかり踏むことができました。地元ということで、知っている検車員の方がいたりして心強かったです。レースではいろんな戦法ができたので、少し自信になりました。7月からは強い先輩方と走るので、自分の弱い部分の力を付けていきたいです」

 117期の決勝戦は九州勢が2対2に分かれて、あとの3人は単騎戦。前団がもつれたところを、後方で脚を溜めた山口が最終2コーナーから猛スピードでまくってVをゲット。上がりタイム10.6を叩き出した。
 「思っていたよりもごちゃついてくれたので、まくりやすくなりました。脚も使ってなかったし、車間も良い感じで空けられたと思います。3日間の中では一番良かったんじゃないですかね。次は伊東(ルーキーシリーズ2020の第3弾)で333バンクなので、今回みたいに前々にしっかり動いて仕掛けられたらいいなと思います」

 期待のルーキーから今後も目が離せない。

岡崎優美記者

2020年5月31日 22時31分

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