松坂侑亮が連続優勝を目指す ~松戸ミッドナイト~

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松坂侑亮
進化著しい松坂侑亮が同期対決を制する

 ここにあっせんがあった小原丈一郎が直前の青森ミッドナイトでS級に特進。6月10日開幕の松戸ミッドナイトは、そろいもそろった神奈川勢が断然優位にレースを進めることとなりそう。本命に推した松坂侑亮は5月玉野ミッドナイトで1・2班戦初優勝を飾った売り出し中の新鋭。援軍強力なここも積極的に攻めてラインを上位独占に導く。3月から4月にかけて3回優勝している巴直也も自力選手だが、松坂になら黙って前を任せよう。2カ月ぶりの実戦だが、差し切り逆転は互角だ。もちろん、野村純宏、小島歩、石井毅の追い込み陣も位置次第で連対十分だろう。
 関東勢は、松坂との同期対決に燃える武田亮がまず頼りだ。2月に特班するや1・2班戦の決勝常連に定着。決まり手の86%が先行と、積極性も申し分ない。短走路だし、大矢崇弘との東京コンビも魅力的だ。さらに、原田泰志、恩田淳平の上越勢も一発を秘める。
 また、南関別線の地元・原田亮太も松坂、武田相手に一歩も引けない。特班初戦の4月弥彦を連勝で決勝に勝ち上がったパワーは印象鮮烈だった。

 本命の松坂は、S級上位で活躍する兄(洋平・89期)を追って輪界入りした売り出し中の新鋭。元々スプリンター脚質だが、地脚も付いてきて長い距離を踏むことを苦にしない。身長180㎝の恵まれた体格から繰り出すパワー駆けでグングンと掛かっていく姿は迫力満点で、誘導員早期追い抜きによるペナルティーで4カ月戦列を離れたのを除けばここまで順調そのもの。5月玉野ミッドナイトでは1・2班戦初優勝を3連勝で達成してみせた。
 「(玉野で)1・2班戦初優勝出来て良かった。前受けになったので、引いてカマシを考えていたけど、前も掛かって行ったのでまくりになりました。まくりになったのはちょっと引っ掛かりますが、力を出し切る競走はできました。これからも力を出し切ることを心掛けて頑張りたい」
 神奈川勢がそろったシリーズ。強力な援軍を背に逃げ切りVを目指す。

権田浩一記者

2020年6月9日 21時50分

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