6日からミッドナイト競輪 ~小倉競輪場~

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伊藤旭
今回も3連勝して、次で特別昇班を狙いたい
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西島叶子
原点回帰し、再び先行主体に勝負する
地元開催に意欲を燃やすルーキーたち

 9月6日から小倉競輪場でミッドナイト競輪「チャリロト杯」が開催される。今回はチャレンジ、ガールズの9R制開催。熊本市営ということもあり、チャレンジ戦は伊藤旭、山川奨太の熊本117期コンビが優勝争いの中心となりそう。そこに同期対決にライバル心を燃やす畝木聖(岡山・117期)やデビューから1年で優勝9回の佐藤礼文(茨城・115期)が戦いを挑む。

 伊藤旭と山川奨太は前回の8月武雄決勝でも連係してワンツーを決めている。伊藤はここも完全優勝なら次の防府(9月19日)で特別昇班が狙えるだけに、今回も白星を並べたいところ。
 「少しずつレース内容も良くなってきて、勝ち方も増えてきた。落ち着いて、焦らずに走れるようになりました。同期がもう10人ぐらい(1、2班戦に)上がってるし、自分も遅れないように。特進はしたいけど、硬くならないように。自分のレースをしたいと思う」
 前回は差せずに2着の山川奨太は「今度は抜きますよ」と鼻息が荒い。
 「焦りはとかはないですけど、まだ優勝できてないんでね。攻めのカードも多くない。理想は何でもできる選手になることなので。今はトップスピードが高い選手が強いので、そこを強化していきたい」
 追加参戦の畝木聖は7月玉野から3場所連続で決勝に進出。そろそろ初優勝が欲しい。
 「やっとレースっぽくなってきたかな。レース勘はついてきてるし、スピードはある方だと思うけど、持久系が。そこを練習で強化してます。決勝では熊本勢にやられてばかりなので、そろそろひねらんとダメですね」

 ガールズも梅川風子、山原さくらに奥井迪らがいてハイレベル。3名が参戦する118回生からは西島叶子(熊本)に注目したい。本デビュー後は苦戦していたが、8月弥彦の最終日に逃げ切って初勝利を挙げると、続く高知では初の決勝戦に勝ち上がった。
 「(養成所で)1年間やってきた自力、先行で動いてっていうのをデビューから2、3戦はできてなかった。せっかく長い距離をモガく練習をしてるのに、それが出せてなかったです。在所中に成長したのも先行があってこそ。弥彦からまたゼロから先行でやっていこうと決めたら最終日に1着が取れた。在所成績が3位で卒業記念は決勝2着なのに、こんなもんかって感じはあるけど、またコツコツ先行でやっていきたい」

音無剛記者

2020年9月5日 16時26分

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