勝ち上がりを賭けたポイントバトル ~小倉競輪場~

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松浦悠士
結果以上の手応えをつかんでおり今度こそ白星を狙う
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古性優作
尊敬する先輩と共に勝ち上がりを目指す
2走目の結果次第で挽回のチャンスは十分に

 11月18日(木)から幕を開けた第63回朝日新聞社杯競輪祭。初日から3日目にかけて行われる一次予選1、一次予選2を走った結果の合計ポイント次第で4日目以降の勝ち上がりが決まる。松浦悠士(広島・98期)は初日に2着スタートとなってしまったが、2日目の一次予選2の結果次第では十分にダイヤモンドレースを狙える位置につけている。
 「初日は自分のペースでという感じで立ちこぎしていたら(山崎に)あ、来られたって感じすね。でもペースが上がっていたし、出して3番手でもいいかなって。1着かなって思ったけど、スピードに乗って内藤さんに来られてしまった。あれなら2コーナーからすかさずまくれば良かったですね。脚はかなり良かったと思うので。だからこそ駆けるか、2コーナーで行くかでしたね。脚をためすぎたのは後悔しています。修正点ですか? ほとんどないと思います。来る前の感じが良かったし、そのいい形で競走できた。あとは、仕掛けどころで自信を持って行けるように。9月、10月のデキと違うっていうことを自分で理解して走らないと、調子の良さを生かせないと思いました」
 
 古性優作(大阪・100期)は別線の包囲網に苦しめられて3着スタート。ダイヤモンドレースへ勝ち進むには1着を取るしかなくなった。
 「感触は元に戻っているんですけど、ちょっとレースが下手でしたね。前回の(悪い)感覚では全くない。いつも通りだったし、前回の感じだったら行けていないと思います。感触はすごくいいですけど、もっとシビアに走らないとダメですね。後方にならないようにしっかりと戦いたい」とレース後の共同インタビューでコメントを残したが、2日目のメンバーを見るなり緊張感はさらに高まった。
 「村上さんと一緒ですね。村上さんは3着だったら勝ち上がれる可能性があります? (ポイント表を見ながら)最低ワンツーっすね。最低でも最高でもワンツーじゃないと2人では勝ち上がれんすね」と尊敬する村上義弘(京都・73期))と共に二次予選以上に勝ち上がるために総力戦で結果を求める。
 
 昨年の競輪祭でダイヤモンドレースに勝ち上がれたのは21ポイントを獲得した稲川翔(大阪・90期)。同じく21ポイントを獲得した山崎芳仁であったが選考順位の差で二次予選A回りとなった。初日3着スタートの古性優作であってもダイヤモンドレースへ勝ち上がれる可能性は十分にあるだろう。二次予選Aへの勝ち上がりのボーダーとなったのは14ポイント。こちらも選考順位の差で二次予選Bとなった選手もいた。二次予選Bへ勝ち上がるために必要とされたのは12ポイントで、2走目の結果次第ではまだまだ誰にでもチャンスはある。2日目の5レースから8レースまで行われる一次予選2はさらに熱い戦いとなりそうで、激化するポイントバトルから目が離せない。

細川和輝記者

2021年11月18日 22時05分

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