古性優作が初勝利を手に決勝進出 ~和歌山競輪場~

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古性優作
チャンピオンユニフォームを身にまとい別線を迎え撃つ
整った体と感覚で王者の意地を見せる

 1月11日(火)にシリーズ3日目を迎えた和歌山競輪場開設72周年記念『和歌山グランプリ』の最終12レースで、グランプリ王者の古性優作(大阪・100期)が新年初勝利。ようやく王者のプライドを示して白星を挙げ、ファンの前に姿を現した。S班は古性を含めてしっかりと4名が揃って決勝進出。注目の並びは以下の通りに決まった。
 
 ①古性優作-⑨東口善朋-④神山拓弥
 
 ⑥松本秀之介-②松浦悠士-⑧岩津裕介
 
 ③根田空史-⑦郡司浩平-⑤佐藤慎太郎

 グランプリ王者の古性優作は3日間通してメインの12レースを任されていたが、2日間とも結果を出せないもどかしさを抱えながらの戦いに。ようやく3日目にさすがの修正力を示して勝ち上がってきた。
 「ほんまに準決は東口(善朋)さんのおかげですね。色々とサポートしてもらって助かりました。2日目まで乗っている感覚自体は悪くないのに自転車が進まない感じがしてダメでしたけど、アップの方法を色々と考えて修正したら良くなりましたね。正直、ここまでの郡司(浩平)さんや松浦(悠士)さんのパフォーマンスを考えたらメインの12レースは自分じゃないやろって感じでした。自分自身、1番車としてふさわしくないパフォーマンスしかできていなかったので。正直、3日目に勝ててほっとしたところもありますね。1番車のユニフォームにふさわしい走りができるように。決勝の相手も強力ですけど、しっかりと戦いたい」

 連係実績ある根田空史を目標に得た郡司浩平や、記念初決勝で見せ場を作りたい松本秀之介に前を託す松浦悠士も手強い巧者だが、近畿地区の意地を見せる。

細川和輝記者

2022年1月11日 19時40分

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