佐々木龍が器用さを発揮するか

　22日から青森競輪場でモーニング７『ニッカン・コム杯』が開催される。初日特選は３場所連続優勝の佐々木龍ら好メンバーがそろい、朝から激しいレースが繰り広げられそうだ。

　佐々木は「連続優勝はいい位置を回れたっていうのもあるし、たまたまです。（連勝は）意識してもしょうがないし、目の前の一戦をしっかり戦いたい」と平常心で臨む。「（前期のＳ級で）手応えを感じていたっていうのはありますね。戦法に迷いがなくなったことも大きい」と自身のスタイルを確立したことが好成績につながっている。初日特選はラインの先頭を走るが「落ち着いて、冷静にいければ。前々にいきます」とレースの流れを見定めて勝負所でタテに踏み込む。

　藤田周磨はメキメキと力を付けている若手。前回の小倉は完全優勝を達成しており今シリーズも快速を披露するシーンが見られそう。「小倉は１、２班で初めて逃げ切りで優勝できました。今までは番手だったり、まくりだったりの優勝だったので、自信になりましたね。調子も上がってきているし、早め早めの動きを意識しながら頑張りたい」

　上杉嘉槻はデビュー当時や、連勝中の時よりも勢いが失われており、本人も自覚をしている。「最近はまとめられていないですね。メンタル的な部分だと思う。脚はあると思うけど、いっても出切れないんじゃないかとか、そういうことを思ってしまって・・・」と、脚力よりも違うことに原因があるようだ。「脇本さんや、脇本さんの弟子たちと一緒に練習をさせてもらって、環境は抜群」と充実した練習をすることはできているだけに、メンタル面の強化さえすれば、再び連勝街道を歩む日もそう遠くなさそうで、注目していきたい。

• 選手詳細データ

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  佐々木龍 選手神奈川・109期