川崎は今年最後の開催 ~川崎競輪~

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東龍之介
静かに闘志を燃やして地元戦に挑む
地元の東龍は単騎で総力戦の構え

 川崎競輪F1ナイターが20日(火)から開幕する。川崎競輪場は、今開催終了後から約一年間の大規模なバンク改修を控えており、今回が今年の最終戦となる。地元の東龍之介(神奈川・96期)は初日特選12Rに登場。単騎戦で活路を見出す構えだ。

 前期のダービーで失格。さらに今期は9月平の2日目に失格。2017年前期から守り続けてきたS級1班の座をキープすることは、現実的に厳しくなった。それでも、持ち前の闘志に陰りは一切ない。
 「正直言って、失格の影響で1班の点数は厳しいです。でも、今が底だと思って。あとは上がるしかないですよ。自分にとって、今は殻を破るための時期だと思ってやっています。練習だったり、やることはちゃんとやっているので、あとは結果が付いてきてくれれば。練習の感じは悪くないですし、あとは流れに対応できれば、チャンスはモノにできると思うんですよね」

 今開催が終わればしばらくの間、ホームバンクの川崎は開催がなくなる。気持ちを全面に押し出して走るいわば‘‘ファイター‘‘気質の東だが、入れ込み過ぎてはいけないということは本人も十分承知の上だ。
 「川崎はたまにバンクに入って練習するけど、基本的には街道練習がメインなので。だから、逆に意識しすぎないで走れれば。目の前の一走に集中して走ることが出来ると思う。初日は単騎になるけど、(まくり)一発も含めて、好位があればヨコも考えて走りたいです」

 傑出者不在の混戦シリーズ。今年最後のホームバンクで、縦横無尽な走りを見せつける。

熊谷洋祐記者

2022年9月19日 17時56分

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