古性優作が『スタールビー賞』を制す ~高知競輪場~

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古性優作
スタールビー賞を制して準決勝に弾みを付けた
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直線で鋭く伸びて2着以下を1車身以上も引き離してゴール
対応力の高さを示し窮地を脱してゴール線を駆け抜けた

 2月24日(金)に高知競輪場で行われた第38回全日本選抜競輪のシリーズ2日目のメインレース『スタールビー賞』は前年度の大会覇者でもある古性優作(100期・大阪)が制した。年頭の和歌山記念から豊橋記念、奈良記念(脇本は初日のレース後に腰痛のために欠場)と今シリーズまで4場所連続で同時あっせんであった脇本雄太とは今年6度目のタッグ。2車単で10倍を切ったのはオッズ脇本雄太と古性優作の折り返しのみであったが、最終1センターで脇本雄太が新山響平にまくり切られてしまう苦しい展開に。それでも古性は焦った様子は一切なく、冷静に状況を判断しながら北日本ラインに巧くスイッチ。追い上げてきた郡司浩平を捌いて最終2センターで車を外に持ち出すと、佐藤慎太郎のブロックをもスルリと交わして直線で突き抜けてみせた。

 「(新山響平を)もっていきたかったんですけど、すごい上の方を走っていた。届く距離じゃなかった。(脇本雄太が)新山君に締め込まれてコケそうになってたんで、力が抜けたみたいになってた。キツいなって思って、切り替えさせてもらいました。和歌山記念の失敗もあって、脇本さんが突っ張り切るかも最後まで見極めたかった。難しい判断だった。(三谷)竜生さんも付いていたんで、切り替えてそのまままくりに行きたかったけど。郡司(浩平)君とかぶってしまった。郡司君も強くて、なかなかキメるにキメられなかった。踏んでからは(自転車が)出ました。(状態は)いいかなと」
 
 古性優作は準決勝で再び脇本雄太とタッグを組む。状態面に不安を抱えている脇本雄太を最大限にサポートしてともに決勝戦を目指して別線を迎え撃つ。

細川和輝記者

2023年2月24日 19時49分

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