G3初出場、S級初V、G3初Vなど初物尽くし

　4月27日（木）から久留米競輪場で開催されていた第5回大阪・関西万博協賛競輪G3は30日（日）に決勝戦が行われた。初のG3参戦で初日の1レース1番車の名誉枠から順調に勝ち上がった橋本壮史（茨城・119期）がG3初制覇。それと共にS級初優勝も成し遂げた。

【橋本 壮史（1着）】
　「朝倉君のおかげだと思っている。スタートで前を取れなかったから後ろから押さえると言っていたその通りに。赤板の所で粘られることも視野に入れて構えていた。4車で出切ったのを確認できた。（朝倉が）想像以上のカカりで出切ってからキツかった。（番手から出る）判断が遅れるとマズいと思ったから早めだけどいかせてもらった。小林さんと岡田さんが付いていて、朝倉君の分までワンツースリーを決めたいなと。3車で決められたし、ラインで勝ったと思っている。自分も朝倉君の前でやりたかったけど、朝倉君の前でやりたい気持ちを汲んだ。同門なので、G1でも一緒に戦っていきたい。F1で優勝がなかったのでG3初優勝がS級初優勝。予選は緊張したけど、2日目から自力を出せて先行もできた。もっと点数の高い人たちと戦うとやられると思うのでもっと力を力をつけたい。S班の選手たちは動きが変わってくると思うので。久留米は走りやすくて癖がなかった。（競輪祭の出場権を確保したが）今のままじゃ通用しない。地元に戻って師匠や、吉田（拓矢）君、吉澤さんたちと練習して競輪祭で活躍できるように。自分の中では必死に走っている。F1戦でも決勝に上がれていない現実は変わっていない。F1でも優勝を獲れるように。G1で常連になれるようにしたい。G1優勝ももちろん目標。今回で賞金をいっぱい加算出来たのでダービーにも出られるように頑張りたい。優勝の400万円は貯金します」

【小林 圭介（2着）】
　「いっぱいだったので、（岡田）泰地に抜かれるかと思った。必死に追いかけました。（今回は）後輩に頑張ってもらったおかげ。こんなチャンスないですよね。（GⅢ決勝は）初めてで、2着に入れるなんで思っていなかった。（競輪祭出場は）考えてもいなかったけど、目標ができたのでちゃんと練習をしていきたい。茨城には若い自力選手が多いので乗り遅れないように」

【岡田 泰地（3着）】
　「こんなにすんなりいくとは。粘られる想定もしていた。朝倉君が頑張ってくれたおかげ。今開催は余裕があったのが一番の収穫。今までだとあの展開でまくりの3番手で追走一杯になっていたと思うけど、今回はゴール前で差し込みにいけたので。フレームを今回から元に戻したのが良かったと思う。これで競輪祭の権利をゲットできたけど、実感がまだわかない」

• 選手詳細データ

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  橋本壮史 選手茨城・119期