力強さが際立った橋本壮史 ~立川競輪場~

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橋本壮史
最終日に向けて状態は上向きそう
準決勝も同期対決に

 10月4日(火)に開催初日を迎えた立川競輪モーニング7開催。
 
 走った選手が口々に『風が強い、向かってくる』と話す重いコンディションのなか、今シリーズのV候補の一角に入る橋本壮史(茨城・119期)は6レースで圧巻の走りを披露した。

 正攻法に構えた橋本は、誘導員との車間を空けて突っ張る構えを整える。しかし、同期の入江航太が簡単にはやられないと突っ張りを許さず切ってみせる。突っ張れなかった橋本だが、立て直す強烈なカマシで入江をあっさりと叩いて番手の松根真をまったく寄せ付けずに逃げ切ってみせた。

 「突っ張れなかったけど、そこからは楽な所から仕掛けようと。(バックの)風が強くて止まったかと思うくらい。モーニングは2回目で慣れてないのもあってコンディションがあまりよくない。立川も先行有利なバンクじゃないから苦手で…」とレース内容に反して、口を突くのは弱気な言葉ばかり。しかし、手応えがないなかで迫力あるレースを見せたのだから、「自分は尻上がりに良くなっていくタイプなので」と話すなら準決勝以降の走りに期待が高まる。

 準決勝は6レースに登場。三分戦の相手の1人には、同期の菊池翔がいて再び同期対決に。「もともと福島出身なのもあり(福島籍の)菊池君とは仲が良い。レースはチャレンジとA級で対戦があって1勝1敗くらい。なので、今回は負けないように」と再び同期対決を制して決勝へ弾みをつける。

角田祐馬記者

2022年10月4日 14時10分

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