高速バンクに強豪が集結 ~前橋競輪場~

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古性優作
高松宮記念杯を2連覇
初日特選は細切れで激戦

 6月29日から前橋競輪開設73周年記念「三山王冠争奪戦」が行われる。S班は地元の岸和田で高松宮記念杯を2連覇した古性優作を筆頭に、平原康多、佐藤慎太郎らが参戦。初日特選はS班3名に、前橋バンクが得意な清水裕友や、眞杉匠、深谷知広ら、オールスターのオリオン賞に選出された機動型を交えて激しいレースになりそうだ。ここでは先頭を走る4人をピックアップ。

 単騎になった古性は高松宮記念杯で連覇を達成したが初日に落車をしており状態が気がかり。「6日制っていうのは長いけど、初日にこけて、余計に長く感じましたね。精神力が試される開催でした。優勝ができたのは、脇本さんと稲川さんのおかげ。その後は、治療をしてから練習をしてきました。(自転車との)一体感がどこまでかっていう感じですね。(前橋は)走りやすい」

 清水は18年の寬仁親王牌で初めてGⅠの決勝に進出するなど前橋は得意バンク。「前回は結果的に状態があんまり良くなかったですね。今回はケアをしてから練習をしてきた。暑いのは苦手だけど、ドームの中なのでそれは大丈夫そう。前橋は好きなバンクですし、相性で頑張ります」と笑顔を見せた。
 
 眞杉は今回も関東地区をけん引する存在として、連日、ラインの先頭で輝く。「前回は練習では良かったけど、開催中に調子が落ちてきた感じがある。ピークをもっていく技術がないので、そのもっていきかたを学んでいきたいですね。重要な先頭なので力を出し切るレースをしたい」

 深谷は11年6月に当地で行われた高松宮記念杯を制覇。21歳でデビュー史上最速でGⅠを制したバンクだ。前回のGⅠはまくりで3勝を挙げた。「前回は課題と、できているところが見えました。先行が警戒されるまくりが決まるようになった。先行できる時はして、そこを対処していきたい。ここまでは休んでから計画的に練習をしてきた。(佐藤)慎太郎さんがついてくれるので、やれることをやりたい」

小山裕哉記者

2023年6月28日 16時56分

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