鮮やかなまくりでライバル達を一蹴

　7月25日（火）に福井競輪場で開設73周年記念「不死鳥杯」の決勝戦が行われ、S級S班の古性優作（大阪・100期）が鮮やかなまくりで優勝。前橋記念に続いて、今年2度目の記念制覇となった。

　レースは残り2周で中団から清水裕友が先に切ると、すかさず藤井栄二が叩いて先頭に立つ。番手はジカ競り宣言をした河野通孝が奪って、脇本は遅れながら踏み上げる展開になる。ジャンで藤井の番手に追い上げた脇本だったが、河野に捌かれてしまい外に浮いて苦しい展開。最終ホームで3番手から清水が合わせるように仕掛けて、脇本は万事休す。清水が藤井をまくり切るも、中国ラインを追うような形になった古性が、最終バックから一気に前団をまくり切った。

　「できるだけ早めに引いて（藤井）栄二と力勝負をしたかったけど、脇本さんが遅れてくるのが想定外で自分のプランは全部崩れました。脇本さんがしっかり番手の所までいったら、その上をいきたかったけど、清水君が凄い勢いで行ったし、そのラインの後ろでと」とレース展開に応じて柔軟に立ち回り、結果を出した古性。「展開が向いただけですし、今日のレースをし続けると上を目指すことはできない。ダイジェストを見たくないくらいフォームも崩れていたと思う。あれじゃ上で戦えないし、また練習を頑張るしかない。オールスターまでにどこまで立て直せるか分からないけど、高みを目指して頑張りたい」と喜びも束の間に、次節のGⅠ戦線を見据えていた。

• 選手詳細データ

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  古性優作 選手大阪・100期