大川剛が2度目のS級Vへ ~取手競輪場~

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大川剛
後位のもつれを尻目に逃げ切り狙う
地元の武田豊樹が初のジカ競りに挑む

 10月17日に取手競輪場でF1シリーズ【レジェンドカップ】の2日目が開催された。10、11、12RにはS級戦の準決勝が行われて、激戦を勝ち上がった7名が出揃った。機動型は北日本の新鋭・大川剛のみとなり並びに注目が集まったが、地元勢は武田豊樹が大川の番手でジカ競りを宣言した。

以下にS級決勝メンバーのコメントを掲載

1番 武田豊樹
「状態はあまり良くないけど、その中で全力を出していくだけ。芦澤(大輔)君もジカでいきたい気持ちもあると思うけど、自分も追い込みにチェンジしたし、今回は地元で特選選手の意地もあるので。大川君にジカ付け」

2番 飯野祐太
「初日の方が調子は良かった。誰かしら競りにくると思ったし、その覚悟はできていた。大川君」

3番 大川剛
「誘導員早期追い抜きの失格で4カ月ぐらいしっかり練習できたことがいい結果につながっているのかも。決勝も力を出し切るだけです。これから師匠(永澤剛)や兄弟子(嵯峨昇喜郎)の前を回るためにも今はいいレースができるように。自力」

4番 芦澤大輔
「自分で競りにいく気持ちもあったけど、武田さんの気持ちを聞いてこの並びに。前回の失格を前向きに考えて練習してコンディションもいい。内容を求めて結果も出していきたい。武田さん」

5番 竹内智彦
「大川君は103点の脚じゃないくらい強かった。今回は3番手だけど、芦澤君とは大川君の番手で一回競っている。しっかり3番手でさばきますよ。北日本3番手」

6番 佐藤龍二
「準決も悪い感じの2着じゃなかったし、踏めていると思う。今期はF1戦で予選を突破したのも初めて。6月くらいからずっと調子は良かったし、リズムが合わなかっただけ。何も考えず優勝を狙って。自由自在に」

7番 佐藤礼文
「坂井洋君が頑張ってくれたおかげ。外を伸びたし悪くない。初日が終わってセッティングをいじってみたけど感じはわからなかった。地元3番手」

 S級決勝は18日の16時00分に発走予定。先行一車の大川が2度目のS級Vを決めるのか、はたまた波乱の決着となるのか注目だ。

髙野航記者

2023年10月17日 18時23分

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