古性優作が完全優勝!第32回寬仁親王牌 ~弥彦競輪場~

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古性優作
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古性優作
今年3冠目で獲得賞金は2億円を突破

 10月22日弥彦競輪場で「第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」の決勝戦が行われ古性優作が優勝。古性は道中で終始4番手を確保。最終2コーナー付近から仕掛けると、先行した小松崎大地をまくった。今年は2月の全日本選抜、6月の高松宮記念杯を優勝しており、今回が3度目のGⅠ制覇で獲得賞金は2億を突破。まだまだ満足のしていない古性がさらなる高みを目指す。

【古性優作(1着)】
「(今年のGⅠは)決勝に全部乗れて3つ獲れているけど、今年の最初はそんなにできると思っていなくてビックリです。(前回の)久留米の時はどうしようもなくて、村上義弘さんにアドバイスをいただいた。それで「はっ」ときてそれを意識して練習した。今日のレースも教えてもらったことが自分なりにできたかな。(今回は)コンディションで迷ったけど、もっと良くなるようにやってきて決勝のアップ前に乗り方を思い出しました。今日が圧倒的に良かった。(村上氏のアドバイスは)乗り方と、間合いのことですね」

「(レースは)もしかしたら一番後ろになるかと思っていたので、犬伏君がこなかったのは想定外でした。(レースは)想定外のことが多かったです。まさか、あそこを取れるとは思っていなくて、あとは犬伏君と小松崎さんを見てどういう判断をするかでした。先に切る予定もあったけど、レースは生き物なので冷静に走れた。4日間の中で一番冷静に走れて一番良かった。(踏み込んだ感触は)踏み出し前の周回中から感触が良くて『これなら』って」

「(賞金が2億を超えたが)史上最高額を目指したいですね。(GⅠを年間4勝すると記録になるが)したいですね。今回、優勝しても満足していない。その気持ちがあれば、まだまだ戦えるのかなって。(グランドスラムは)グランプリを含めたグランドスラムをしたい。(競輪学校時代に)滝澤校長には『ダブルグランドスラムをしろ』と言われていたので、高すぎる目標を設定した方がいいところにいけるのかな」

「(今年は)2月が一番良くて、3月も踏みごたえがあったが、そこからなくなってきて、周りに助けてもらって(初日に落車した)宮記念杯を優勝できた。記念、GⅠで優勝を獲れたのはいいが、目標はもっと高いところ、もっと、もっと高いところを目指してやっている。脚力も横の動きも、精神的にも強くないと、自分の目指しているところにはいけない。(今回は)状態が上がる前に優勝できたのは自信になるけど、もっと状態が上がる自信もある。いろいろ噛み合ってGⅠは獲れるけど、勝てる確率を少しでも上げられるように頑張るだけ」

小山裕哉記者

2023年10月22日 18時33分

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