古性優作が『和歌山グランプリ』を制す ~和歌山競輪場~
近畿の独壇場!ラインの結束力で新年Vスタート
1月14日(日)に和歌山競輪場で行われた開設74周年記念『和歌山グランプリ』の決勝は古性優作(大阪・100期)が寺崎浩平の番手回りから抜け出して優勝。2023年7月の福井記念以来となる自身9度目のG3制覇を達成した。
号砲とともに東口善朋、坂井洋、山田英明の3名が勢いよく飛び出したが、車番の利を生かして東口善朋がスタートを決めて寺崎浩平が率いる近畿ラインが正攻法に構える。坂井洋と永澤剛ラインが中団に構え、山田英明-山口敦也-阿竹智史が後ろ攻めとなり周回を重ねる。残り2周手前から山田英明が押さえにくると、寺崎浩平は冷静に車を下げて6番手まで引く。中団に追い上げた坂井洋が上に上がりながら微妙な車間を空けていたが、寺崎浩平が打鐘とともに3コーナーを駆け上って一気のスパート。瞬く間に山田英明を叩き切ると、どんどん加速していき、5番手以降の山田英明との車間は5車身以上も引き離す。番手の古性優作が空けていた車間を詰める勢いで最終2センターから踏み込むと、直線で外を迫る東口善朋を1/2車身差で振り切ってゴール線を突き抜けた。
【古性 優作(1着)】
「初手だけしか聞いていなかったので、ただ付いていっただけですね。(別線に付け入る隙を与えないレースとなったが)寺崎君が強かったからだと思います。寺崎君はこれからの近畿を引っ張っていく選手だと思っていますし、そうあってもらわないとダメだと思うので。この舞台で寺崎君が4日間続けていいレースをしてくれましたし、G1につながっていくんじゃないかなって思います。その中で信頼関係を築いていければ。坂井君が凄い勢いで来るのかなって思っていたんですけど、1コーナーのカカリが凄かったので残ったなっていう感じで。あとは自分が油断せずに走るだけだなって思いました。連日、東口さんにアドバイスを貰って。客観的に真後ろでみて気づいたことを伝えてもらって修正できたと思います。感触的にも一番良かったですね。東口さんが地元に賭ける想いも伝わってきていましたし、ここは東口さんの舞台なので。少しでもチャンスがあるようにと思って最後は踏みました。今年は大きな目標があるので。期待に応えようとするだけじゃなく、期待を超えていかないと辿りつけないステージだと思うので頑張りたい」
2024年1月14日 17時38分
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選手詳細データ
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古性優作 選手大阪・100期