古性優作が力強いまくりで力を示す ~川崎競輪場~

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古性優作
輪界屈指のオールラウンダー
初日特選を経て上昇気配

 4月5日に川崎競輪場で大阪・関西万博協賛 川崎市制100周年・川崎競輪開設75周年記念桜花賞・海老澤清杯の2日目が開催された。11RにはS級S班で今節トップの点数を保持する古性優作(大阪・100期)が登場。初日こそ寺崎浩平の番手をまわり、地元勢にまくられ6着スタートとなったが、2次予選は6番手から1センターまくりを決めて力の違いを見せつけた。

 「初手はスタートをパッと出てって取れた位置からといった感じ。しっかり1回切ってレースを動かして組み立てようと思っていた。初日は寺崎君が強くて、それで筋肉に刺激が入った。脚に余裕はあって、まくってからは山田さんから押し切ろうと思って踏み直した。ペダリングや体重の乗り方とかはもう一つだけど、練習で意識していることは多少なりとも出せたと思う。日本選手権に向けて仕上げていきたい。(準決は)冷静に熱くレースに挑みたい」

 今シリーズは直前に体調を崩し状態面に不安が残ったが、修正力の高さで勝ち切るのは流石の一言だ。準決勝は細切れ戦となり古性の持ち味が十分に生きそうで、輪界屈指のオールラウンダーが変幻自在な攻めで激戦突破を目指す。

髙野航記者

2024年4月5日 18時31分

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