猪狩祐樹は1着でも「申し訳ない」 ~青森競輪~

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猪狩祐樹
バツが悪そうな表情を浮かべる
地元の高谷雅彦を連れ込めず

 青森ミッドナイトは、6月12日(水)に最終日が行われる。準決勝9レースの猪狩祐樹(福島・99期)は、まくって1着で決勝進出を決めたが、浮かない表情でレースを振り返った。

 前受けから5番手に下げ切る得意パターン。あとは、どこから仕掛けるかだけ。打鐘で車間を詰めた猪狩は、3コーナーで外に持ち出す。早めのカマシで別線を一蹴するかと思われたが、突然仕掛けるのをやめてしまった。大バックを踏んで5番手に戻った猪狩は、2コーナーからまくって1着。自らは決勝進出を決めたが、ライン3番手の高谷雅彦を連れ込めなかった。

 「やっちゃったと思った。仕掛けに行こうとしたところで、(先頭の)藤井(稜也)君がケツを上げたのが見えたんですよ。そこで行っても合わせて踏まれるし、ヤバいと思ってやめちゃった。そしたら、佐々木さんが真横まで来ちゃって、やらかしたと。結果的にまくれたんで良いんですけど、高谷さんに申し訳ないことをしてしまった」

 決勝戦は、小林史也との実質二分戦。今度は、ラインの3人で決まるような仕掛けで、優勝を飾りたい。

熊谷洋祐記者

2024年6月12日 00時21分

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