後輩と初連係の古性優作 ~別府競輪場~

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古性優作
後輩の中釜章成と初連係
妥協を許さぬ姿勢はこれからも続く

 7月26日別府競輪開設74周年記念「オランダ王国友好杯」の2日目は終了。二次予選の12レースでは古性優作がまくって2車単160円、3連単550円の一番人気に応えた。

 レースを外から見ていると古性が順当に勝利をした感じはあったが、高松宮記念杯で落車した影響は色濃く残っている。「早めに行きたかったけど、タイミングを逃したし、スピードも殺してしまった。難しくなってしまいました。周回中にフォームを変えたりしたが、(いつもは)こんな感じじゃなかった気もする。腰が抜けている感じがある。サドルに接地している感じが薄くて踏み出しにドンと踏めない。苦しい感じがある」

 「練習で思っていたことがレースに出てしまっています。サドルに座り直すのも多いし、そのたびにトルクが抜ける」ともどかしい状態だ。

 だが、「周回中にイメージがわいている。そこを試したい」と上昇の兆しも見えた。「サマーナイトよりもマシだと思う」と1開催ごとに修正できていることも事実だ。
 
 明日の準決勝は後輩の中釜章成を目標に得た。中釜とは「練習も一緒」にする間柄だけに、中釜が連勝で勝ち上がっても「練習ではもっと強い。もっと上がってきてもらわないと」と期待が大きいだけに厳しい姿勢で接している。

 「初連係」になる後輩を目標に昨年のMVPでオールスターファン投票1位の男が勝利を追求する。

小山裕哉記者

2024年7月26日 22時27分

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