ファン投票1位に選ばれた古性優作が2度目の大会制覇 ~オールスター競輪~

photo-87628
古性優作
表彰式で賞金ボードを掲げる古性選手
photo-87629
新山をまくり切った窓場の外を伸びて3/4車輪差でVゴール
photo-87630
古性優作
表彰式でシャンパンファイト
photo-87631
古性優作
ウィニングランでファンの声援に応えて右手の拳を突き上げる
成長を感じる同期の窓場とG1決勝で見事にワンツー

 8月18日に平塚競輪場で行われた第67回オールスター競輪の決勝は古性優作(大阪・100期)が同期の窓場千加頼を目標に自身2度目となる大会制覇を達成。昨年10月の寛仁親王牌以来となるG1制覇となった。

 号砲で郡司浩平と、古性優作が飛び出し、スタート争いを制した近畿勢が前受け。窓場千加頼-古性、松井宏佑-郡司浩平、新山響平-佐藤慎太郎-守澤太志-渡部幸訓、単騎の眞杉匠が最後方となって周回中の隊列が整う。新山が赤板手前で上昇を開始。新山に一瞬合わせて踏んだ窓場だが、2コーナーでは車を下げて、北日本勢4車が打鐘できれいに前に出切る。地元勢は7、8番手に置かれて、眞杉が最後方。一本棒の隊列で最終ホームを通過する。窓場は、2コーナーから持ち出して、徐々に前団に接近。2センターで佐藤のブロックをもらい、一瞬は失速したが、そこからさらに再加速する。逃げる新山、追い込む佐藤、まくる窓場、その外から追い込む古性で、直線は横一線。際どい勝負を制したのは、ゴール前で鋭く伸びた古性。同期の窓場とのワンツー決着で、23年寛仁親王牌以来、通算7度目のG1制覇を成し遂げた。

 【古性 優作(優勝インタビュー)】
 「本当に平塚競輪場が華やかで、ここで優勝したら嬉しいだろうなって。本当に(窓間)千加頼のおかげで優勝できたので、本当にうれしいです。今年、G1で不甲斐ない結果ばかり出していて、もどかしかったんで すけど、状態的に岸和田がすごく良くて、そこから感覚的にも良くない感じが続いていて、今日(最終日)はしっかり初日から修正していって、一番感触が良かったのでしっかり修正できたなって。千加頼に全任せしていたので粘るかなって一瞬、思ったんですけど。ジャンからホームぐらいまで緩んでいて、あっこれかかるなって思ったんですけど、千加頼がすごい加速していって、乗り越えれるなって一瞬、思ったんですけど(佐藤)慎太郎さんのブロックもすごい強烈でしたし。まあでも、その上を千加頼がいっているので、すごい強かったですね。あそこまでいってくれていましたし、外に飛んでくるなら内に行こうと思っていましたけど。しっかりそのまま踏んでいましたし、外回そうと思って回しました。準決勝ぐらいの感じだったら優勝できていないなって思います。体幹と股関節の使い方をちょっと考えて、開催中にできることの中ではいい感じにいったかなって思います。優勝できて本当にうれしいですし、なにより千加頼とワンツーできたのがすごくうれしい」

細川和輝記者

2024年8月18日 22時19分

開催情報

ページトップへ