S班の新山響平を破り白星を挙げた南潤 ~富山競輪場~

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南潤
自慢のスピードを生かした走りで強敵に立ち向かう
強敵撃破へ次なる一手を考える

 8月30日にシリーズ2日目を迎えた富山競輪開設73周年記念『瑞峰立山賞争奪戦』の11レースの二次予選で、南潤(和歌山・111期)がS班の新山響平を破って白星を手に。準決勝で再び対戦するとは思っていなかったかもしれないが、二次予選終了後にはすでにどう戦うのが〝正解〟なのかを考えていた。
 
 「東口(善朋)さんにはレース後にあれで良かったよって言ってもらえたんですけど、もっと上で戦うにはって考えたらジャンで緩んだタイミングで仕掛けていって押し切るくらいの脚力をつけていかないといけないと思うので。今回はジャンで一瞬(外線を)外しましたけど、新山さんは余裕を持って流している感じで、行っても合わされるんじゃないかなって思ってしまいました。結果的に1着を取れたことはうれしいですし自信になることはなるんですけど」と金星を挙げても手放しでは喜ばない。
 
 クールダウンを終えて発表された準決勝のメンバーを見ながらどう戦うべきなのかを真剣に考えていた。 
 「2日目は(前受けから突っ張るであろう)新山さん任せのレースになってしまったんですけど。同じ手は通用しないと思うので。準決勝は細切れ戦ですし、車番的に今度は外枠なので。今度は自分の力を出し切って勝てるように頑張りたいですね」 
 
 新山響平も車番的に絶対に前から進めるという保証もなく、外枠の南潤は初手でどの位置が取れるかも未確定。その中で先行屋としてのプライドを賭けて今度こそ力勝負で勝利を引き寄せるか。

細川和輝記者

2024年8月30日 18時33分

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