落車明けの黒沢征治が白星スタート ~立川競輪場~

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黒沢征治
仕事人を背にやる気満々
積極策で別線完封劇を披露

 10月1日(火)に立川競輪場でF1シリーズの初日が開催された。9RのS級予戦には前回の落車から再起を図る黒沢征治(埼玉・113期)が登場。前検日には「今は初心に帰って先行基本に走るように心掛けている」と語っており、レースでは有言実行の突っ張り策で別線を完封し、白星スタートを決めた。

 「思い切り押さえにくれば引く選択肢もあったけど、基本は突っ張る作戦だった。突っ張ってからはペースで駆けて、来るならあそこ(最終ホーム)かなと思っていたので、そこから踏んで落ち着いて走れたと思う。でも気持ちもうちょっと早めに踏んでも良かったかも。向い風がかなり強かったし、何とか耐えきった感じです。久しぶりの逃げ切りなんでうれしいですね。(落車の影響は)首の痛みが少しあるけど、走ってしまえば問題ない」

 準決勝はシリーズリーダーの山田庸平、ライン3車となった星野洋輝率いる北日本勢との3分戦。「準決勝は後ろが恩田(淳平)さんだし、信頼して自分のやれることをやるだけです」と仕事人を背にして、再度の積極策で決勝進出を狙う。

髙野航記者

2024年10月1日 17時31分

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