梶原海斗はさらなる成長を誓う! ~小倉競輪場~

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梶原海斗
上位との闘いを見据えて成長を続ける

 3月4日から小倉競輪場で開催されているF1ナイターシリーズは初日が終了。第9レースで梶原海斗(福岡・123期)が強烈なカマシを別線に浴びせて番手を回った宮崎大空を振り切る激走を見せた。

 レースは梶原が前受けすると後ろ攻めの磯川勝裕が切ってその上を外田心斗が切ると下げた梶原が怒涛の巻き返しで前団に襲いかかる。最終ホームで宮崎と共に出切ると、別線を突き離す圧勝劇でゴールした。
 「かなり緊張しましたね。準決勝よりも予選の方が緊張しちゃうので。熊本勢から大空を千切れと言われていたんですけどね(笑)。前に踏まれてもあの辺から仕掛けようと思っていた。合わされても外を踏んで出切れる自信があったので。自信をもって走れた」とレースプランは想定通りだったようだが、自身の走りには納得していない。
 「映像ではそうでもないけど、バックからバタついた。フォームが良くなかったのでローラーに乗って修正したい」と改良点は整理されている。
 「脚は悪くないけど、11秒前半で600メートルを踏み切るぐらいじゃないと上では通用しない。結果は11秒5だったし、11秒5ではまくられてしまう。11秒5でも踏み上げればまだ勝負できるかもしれないけど、それもできていないので」と理想する走り、タイムとはかけ離れていた様子。
 向上心が高く、まだまだ成長段階。準決勝はシード組の高橋晋也と、初日にうまさをみせた安彦統賀との3分戦。初日のように持ち味をフルに発揮でれば久しぶりの決勝進出も可能だろう。

池端航一記者

2025年3月4日 21時49分

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