3番手から突き抜けて高配当が飛び出した！

　16日（木）から別府競輪場で開催している施設整備等協賛競輪第18回別府競輪GIIIナイターは初日が終了。初日特選は中近ラインの3番手を回った山口富生（岐阜・68期）が突き抜けて高配当が飛び出した。

　レースは前受けした中釜章成が突っ張ろうとするが、伊藤颯馬が叩いて先頭に立つ。6番手で立て直した中釜は最終ホームを目掛けてロングまくりを敢行。逃げる伊藤を2コーナーすぎでとらえるも、番手の藤田勝也が離れる。それでも藤田は離れながらも懸命に追いかけると、ゴール前で山口がイエローラインを突き抜けて初日特選を制した。

　「突っ張るか突っ張らないかはわからなかったですけど、置いて行かれないようにだけでしたね。僕も上田が後ろについていましたし、点数がないのに前を任せてもらっていたんでラインでワンツースリーフォーが決まればと思っていたのが良かったと思います」と浮かれる表情を見せることなく、冷静にレースを振り返った。
　「レースごとに展開が違うので、（状態がいいか悪いかは）一概には言えないですけど。特選1着なので、このままいければ」と55歳になっても一線級で戦う姿はさすがの一言。状態は日替わりのようだが、衰え知らずの差し脚で2日目もファンを沸かせてくれそうだ。

• 選手詳細データ

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  山口富生 選手岐阜・68期