内山雅貴がS級に特進! ~小倉競輪場~

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内山雅貴
S級特進を決めて、安どの表情でガッツポーズ
見事、プレッシャーに打ち勝つ

 3月24日が最終日だった小倉ミッドナイト競輪で内山雅貴(静岡・113期)がS級へ特別昇級を決めた。
 決勝戦は逃げる高橋成英を最終2コーナーで飲み込むと、番手の落合達彦のアシストもあって押し切り。「出切っちゃえば、何とかしてくれる」。同県の先輩を信じた早めの仕掛けだった。
 3月川崎、静岡と2場所連続完全優勝して迎えた今シリーズ。前検日は「(特進を)意識していない」と話していたが、「バレないように装ってたけど、めっちゃ緊張してた。3日間、長かった…」。ゴール後はプレッシャーに打ち勝った自分自身を称えるように、何度もうなずいていた。
 「今回は3日間、緊張でした。でも(ファンに)こういう期待をされて、敵にマークされても1着で応えるって経験ができた。(S級に上がってからも)段階だと思うし、ちょっとずつ、期待に押しつぶされないように。構えて走ってもS級じゃ勝てない。先行で行くとこ行くって感じで頑張りたい」
 昨年7月に2班に上がってからは練習中も含めて5回の落車。調子を落とした間にもレースを見て展開を覚えたことで素質が一気に開花した。S級に舞台を移しても、内山の快進撃が続くのか注目だ。

音無剛記者

2020年3月25日 10時52分

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