覚醒した武藤龍生 ~小倉競輪場~

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武藤龍生
準決勝終了後、インタビューに応じる様子
決勝は関東の3番手でタクトを振る

 3月14日から開催されている小倉F1シリーズは16日に決勝戦を迎える。初日特選を制した武藤龍生(埼玉・98期)は、準決勝で別線にからまれる苦しい展開を凌いで唯一、連勝で勝ち上がった。先日行われた全日本選抜競輪でも二度の連対を果たすなど、近況は決め脚が冴え渡っている。

 13日の前検日に話を聞いた時には「ようやく色々と試していたことが形になってきた感じです。セッティングだったり、乗り方だったりが噛み合ってきて、レース中でもすごく余裕が出てきた。(1月の)大宮記念は悔しい思いをしたけど、そこからもいい状態をキープできているし、モチベーションも保てている」と心身ともに充実期を迎えている。

 決勝戦は3番手となったが「連日、前を任せている二人なので自分は信頼して付いていくだけです。苦しい展開を凌げているし、まずはしっかり自分の仕事をして、チャンスがあれば突っ込みたい」と関東の一番後ろで巧タクトを振り、直線勝負から突き抜ける構図を描く。

 注目の決勝戦は11レース(20時35分発走、エンジョイ投票サイトでの締切は発走5分前)に行われる。関東を代表する追い込み屋に成長した武藤の走りに注目だ。

及位然斗記者

2021年3月15日 22時00分

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