復活の兆し ~川崎競輪~

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大矢崇弘
納得のいく手応えに笑顔が戻った
後輩の自転車がマッチ

 川崎競輪ミッドナイトは30日に初日が行われた。初日特選では大矢崇弘(東京・107期)が赤板から押さえ先行。番手で援護した柿沼信也(埼玉・91期)が1着を手にした。ラインの先頭で風を切り、関東上位独占をメイクした大矢には久しぶりに笑顔が戻った。

 7月に降級したあとの大矢からは本来の力強さは見られなかった。前検日には「悪いなりに頑張るしかない。良かった時の手応えをつかみたい」と悲壮感を漂わせながら話していたのが印象的だった。だが、初日のレース後は「久々によかったですね」と口元を緩めた。「自転車が良い。実は今回は借り物の自転車なんです。磯川(勝裕)君(東京・113期)の自転車を借りています。セッティングも借りたまんまで乗ったんですけど、久々に感触が良い」と良化の要因を語った。元々はS級でも勝ち負けしていた機動型。本調子はまだまだこんなものじゃない。

 川崎競輪ミッドナイトは31日に2日目が行われます。1Rは20時50分発走予定。エンジョイサイトでの投票締め切り時刻は発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2021年8月31日 02時02分

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