上野雅彦がS級に特進 ~和歌山競輪場~

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上野雅彦
18連勝で一気にS級の仲間入り
別線の2段駆けは撃破して特進

 9月23日に和歌山競輪場で行われたA級1、2班戦の決勝で、上野雅彦(香川・119期)がまくりで優勝を遂げた。7月の本格デビューから9連勝でチャレンジを卒業すると、A級1、2班戦でも武雄、防府、和歌山と3場所連続で完全V。5月のルーキーシリーズ大宮の決勝では落車に見舞われた上野だったが、その後は18連勝の負けなしでS級への特進を決めた。在所5位。養成所ではまくりを中心に17勝をマークし、記録会でもすべてA評価を獲得していたようにその能力は折り紙付きだ。
 「S級で先輩を引っ張っていけるようになるのが今の目標です。石原(颯)さんみたいに12月までに特進して、(来年1月の)地元記念に出たいです」と、語っていた上野。吉田有希(茨城・119期)に次いで、119期から2人目のS級レーサーが誕生した。来年1月の地元、高松記念に十分間に合う9月の特進。中四国地区のS級の層が、さらに厚くなることは間違いない。

竹内祥郎記者

2021年9月23日 17時05分

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