PIST6に刺激を受けた伊勢崎彰大 ~川崎競輪場~

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伊勢崎彰大
自転車とセッティングを一新して今シリーズに挑む
新たな刺激が昔の記憶を呼び起こす

 10月11日(月)から川崎競輪場で行われるF1ナイターシリーズに参戦する伊勢崎彰大(千葉・81期)が前検日の検車場で笑顔を振りまく。前回の青森記念では久々に鮮やかな強襲劇を披露して白星と〝らしさ〟が戻ってきた印象。過去には世界選手権にも出場経験がある実力者で、PIST6に参戦したことで眠っていた記憶が起こされた。
 「PIST6はもう最高でしたよ。本当に参加した35人全員が『最高だったね』って。見ている方も演出とか面白いと思いますけど、走る方も本当に楽しかったですよ。レースもスピードがあって刺激にもなりましたしね。終ってから金子(貴志)さんから電話がきて、『一緒にマスターズを目指そう』って盛り上がっちゃってさ(笑)金子さんはもうSNSとかで『目指します』って言っているみたいで。でも自分はコロナもあるし、いますぐ出るとは言えなかったけど、そういうのも面白いなって思いましたね。まだまだPIST6は始まったばかりで、色々な意見があると思うけど、新しいことを始めるときは何でもそうだと思うんですよ。携帯だってガラケーからスマホになったときも『なんだこれ? よくわからない、使いづらいなって』。でもどんどん浸透していって今はもう当たり前になりましたからね。長い目で見ていってもらえればって思ってますよ。現行の競輪と相乗効果で上がっていければね。あっそうそう、それで思い出しちゃったんだよね(笑)前回の青森も悪くはなかったど、PIST6を走って昔の感覚っていうの? こうだったよなっていうのが。だから今回は自転車もセッティングもガラッと変えてきましたよ。やっぱり昔っからのファンはいるからね。応援してくれているし力になりますよ。いいところを見せたいから頑張りますよ」
 
 昨年12月に交通事故に遭い調子を崩して長らく低迷していた伊勢崎彰大であったが、本来の調子を取り戻すとともに〝伊勢節〟も全開だ。昨年11月の大宮F1シリーズ以来の決勝進出を目指して初日からフルスロットル。

細川和輝記者

2021年10月10日 17時05分

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