地元勢が大活躍! ~防府競輪~

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宮本隼輔
いつもとは一味違う気迫でレースに挑んでいる宮本隼輔選手
地元勢は5名全員が準決勝に進出

 防府競輪開設72周年記念『周防国府杯争奪戦』は11月1日(月)に2日目が行われた。初日に続きこの日も地元勢が大活躍。7Rで宮本隼輔(山口・113期)が逃げ切りで口火を切ると、8Rは山下一輝(山口・96期)が町田太我に懸命に続き2着に入線。9Rは目標の佐伯亮輔が不発の窮地に追い込まれた久保田泰弘(山口・111期)であったが、俊敏に立ち回りで位置を確保して3着。10Rはベテラン桑原大志(山口・80期)がS班の松浦悠士とワンツーを決めて1番人気に応えて見せた。そして最終12Rは絶対的エースの清水裕友(山口・105期)が豪快なまくりで締めた。若手からベテランまで互いに高め合って5人全員が準決勝に勝ち上がりを決めた。
 7Rで準決一番乗りを決めた宮本は、前検日から「今年一番良いと思う」と、仕上がりをアピールしていた。その言葉通りに今節は持ち味のスピードを存分に発揮している。2日目は三谷竜生と-村上義弘のタイトルホルダーラインを粉砕して今節初勝利を挙げた。「ちょっと長い距離を行きたくなかったので、躊躇してしまったんですけど、気持ちを入れて叩きに行きました。踏み過ぎたかなって思ったんですけど、残れているので悪くないですね。出し惜しみせず走れているので」。普段は感情を表に出さないクールなタイプだが、大事な地元記念だけはアツく燃えているようだ。
 

熊谷洋祐記者

2021年11月1日 18時57分

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