自在脚を究める山本紳貴 ~松戸競輪場~

photo-35729
山本紳貴
この先目指す理想像は何でもできる選手と語る山本選手
中村道場での練習の成果を発揮する

 12月3日(金)に松戸競輪場で初めてとなるモーニング競輪が初日を迎えた。

 混戦が予想された初日特選を制したのは地元の山本紳貴(千葉・107期)。道中は5番に置かれたが最終バック手前からの鋭いまくりで、逃げて抵抗する上原龍(長野・95期)をゴール寸前で捕えた。
 「反省点は多いがまくりが届いて一着になったのは良かった」とホッとした様子。近況は更なる高みを目指し2か月前から中村(浩士)道場で練習をしている。
 「もう僕も(来年の2月には)37歳になるし、上を目指していくにはタイムリミットがある。まだ2ヶ月しか経っていないので即効性はないが練習しているし成果を出したい。今は戦法的に宙ぶらりんな感じだが、いずれは位置取りやヨコの動きも含め何をやらせても何でもできる選手になりたい」と将来的なビジョンを描く。

 今期はA級だが、来期はS級に復帰。今回は地元戦で「決勝進出は絶対条件」と自らにノルマを課し気合が入っている。準決では巧さを見せて好位取りからの仕掛けで決勝進出を決めるはずだ。

木村貴宏記者

2021年12月3日 18時45分

開催情報

ページトップへ