卒記チャンプの桑名僚也が特別昇班 ~伊東温泉競輪~

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桑名僚也
流れに逆らわない自在戦が売り

 12月2日に最終日を迎えた伊東温泉競輪FIIミッドナイトの7Rチャレンジ決勝で桑名僚也(埼玉・119期)が完全優勝を果たした。これで桑名は、11月福井FII、同月月西武園FIIミッドナイトに続く3場所連続の完全優勝で、12月3日付けでA級2班への特別昇級を決めた。3場所連続完全優勝でのA級2班特別昇班は119期生では14人目。

 伊東の決勝は、119期同期の小池千啓(栃木)との2分戦。「(桑名とは)戦って1回も勝ったことないので、今回ばかりは勝ちたい」と桑名の特別昇班阻止に燃える小池が先制していく展開となったが、“小池は結構先行一本で走っているので”とレース前に話していた桑名にとっては想定通り。慌てず最終1コーナーから仕掛けると、あっさりまくり切って最後は小池以下に3車身差を付けて圧勝してみせた。

 桑名は119期の卒業記念チャンピオン。注目を集める一人だが、本格デビューしてからは、“自分には自在が合っている”と積極策にこだわらない新人にしてはユニークなレース姿勢を貫いてきた。着外は落車の1回を除けばルーキーシリーズプラスの1走のみと、さすがにチャレンジではソツなく着をまとめ、デビュー年に無事に2班に昇格を決めた。

権田浩一記者

2021年12月3日 10時00分

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