思い出の地で節目を達成

　2月13日（日）に奈良競輪で行われた開設71周年記念『春日賞争覇戦』最終日8Rにおいて、伊藤信（大阪・92期）が通算400勝を達成した。

　同期で地元の三谷将太（奈良・92期）を背負ってのレース。勝負所で一旦は後方に置かれたが、巻き返しは早かった。
　「切って、すぐ晝田君が来るかと思ったら来なくてごちゃついてしまったので、（三谷）将太も付いてるし構えてるのもあれやなと思って。晝田君も徐々に上げていく感じだったから出られるなとは思った。無欲で、今日は（三谷）将太の為にって思って走ったのがよかったのかもね」
　三谷は離れてしまったが、スピードに乗った伊藤が他をぶっちぎっての圧勝。伊藤にとっての思い出の地で通算400勝を達成した。
　「いやー、よかった。デビュー戦がここ（奈良）だったから、1勝目もここなんですよ。だから何か縁があると思って今節中に節目を達成したかったんですよ」
　自転車競技に造詣が深い伊藤にとって、PIST6が新たなモチベーションとなっていることも間違いない。
　「次の目標はもちろん401勝目ですけど、大きく言えば500勝。それと、PIST6での100勝を達成してみたいね」
　自己のスタイルを貫いて白星を積み重ねてきた伊藤が、これからも自転車ファンを魅了していく。

• 選手詳細データ

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  伊藤信 選手大阪・92期