気合漲る福元啓太 ~青森競輪~

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福元啓太
尊敬する同期に刺激を受けて発奮する
同期との対決を心待ちに

 青森競輪ガールズナイターF2は、7日に初日が行われた。A級1、2班戦の初日10Rでは、福元啓太(大阪・119期)が突っ張り先行で圧勝した。レースを振り返る福元は生き生きとした表情で今開催にかける思いを語った。

 レースは、前受けした福元に対して別線は赤板を過ぎても動きがない。福元は残り1周手前で自ら誘導員を降ろしてスパート。別線に手も足も出させずにそのまま逃げ切った。
 「田中(誇士)さんが中団を取った時点で、誰も切りに来ないパターンもあると頭に入れていました。それなら残り1周から駆けると決めていました。ホームと、2コーナーと、バックの中盤くらいで3回踏み直して最後まで踏み切れました」
 今節は前検日から目の色が違う。その理由は同あっせんのライバルの存在が大きいようだ。
 「今回は同期の木村佑来(宮城・119期)君がいる。初日からレース内容で負けたくないと思ってました。木村君は年下だけど、尊敬できる人。養成所時代から彼は本当に強くて、HPD教場にも選ばれてましたから。勝てるかどうかなんて考えたこともなかった。彼とは同じクラスだったんですけど、真面目で、態度もいいし、年下だけどすごいなって思ってました。自分も、だんだんと気温が上がってきたから練習でタイムも出るようになってきたし、自信が付いてきた。木村君とは決勝にいけば対戦できると思う。対戦できるなら今の力を出し切りたいですね」
 養成所時代から追いかけた背中は、すぐそこまで迫っている。まずは準決勝10Rを突破し、決勝で挑戦状を叩きつけるつもりだ。

熊谷洋祐記者

2022年5月7日 21時24分

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