中川誠一郎がバンクレコード ~佐世保競輪場~
レコードは自身との戦い⁈
佐世保競輪場で開催されている開設72周年記念「九十九島賞争奪戦(G3)」は、2日目が行われ、8レースの二次予選では中川誠一郎(熊本・85期・S1)が次元の違うまくりで圧勝。10秒6の驚愕のタイムを叩き出し、自身が持つ佐世保のバンクレコードを塗り替えた。
「志田(龍星)君が仕掛けてくれたんで、(タイムが)出る展開ではありましたね。でも、バンクレコードまでとは思わなかった。(今年の1月8日のレコードを出した時は山崎)賢人がいたんですけど、今回は志田君に力をもらってでした」
初日特選では地元の井上昌己にスイッチを入れるために、山田庸平、井上の3番手を固めた。
「昨日(初日)は(井上)昌己を盛り立てる意味でも番手で気合を入れた方がって、僕が(あの並びを)提案した。自分はいい意味で前回(の状態)を維持している。(前回のサマーナイトフェスティバルから)7戦走るつもりでやってきた」と、2日目で“売り切れ”になることもなさそうだ。
「(棒高跳びのセルゲイ)ブブカみたいに(記録を)調整できたらいいんですけどね(笑)」
自身がもつレコードをコンマ1更新した中川は、こう言って汗をぬぐい、いつものように笑った。