タテ脚の健在ぶりを示した横山尚則が連続Vを狙う ~青森競輪場~

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横山尚則
3場所連続決勝進出と上昇ムードの横山選手
準決勝は責任感ある仕掛けで堂々の逃げ切り勝ち

 8月16日(火)に青森競輪場で行われたF1ナイターのシリーズ2日目の10レースで横山尚則(茨城・100期)が久々の積極策で準決勝を突破。近況は番手や3番手を回るケースが増えてきている中で、タテ脚が衰えていないことをしっかりと証明した。
 「近況、自分の前で頑張ってくれていた若い選手たちと、現状の決まり手でも前を任せてくれた同級生の岡田君と3番手を固めてくれた石川さんのおかげですね。正直なところ、そこまでの自信もなかったので先行逃げ切りはできすぎですね。どこかまくられても仕方ないって思いながら、気持ち的には楽な感じで駆けましたけど、やっぱり任せてくれた後ろの人たちのためにもっていうのがあったので。でもその代償は大きかったですね。かなり体へのダメージもありましたし、かなりきつかったです。しっかりとケアをして決勝に備えます」

 北日本勢が6名も勝ち上がり、3対3に分かれたとはいえ、単騎の横山尚則にとって数的不利は否めない。それでも、北日本勢の好きにはさせないはずで、前回の川崎に続いて連続優勝を狙っている。
 「北日本が6車で並んだら、嫌でも番手勝負にいかないといけないとおそらく7番手で何もできずに終わってしまいますけど、3対3に分かれるなら単騎で。それでもかなり相手は強力ですけど、自分にできることをやりたいですね」
 前回の川崎が実に3年9か月ぶりの優勝だった。昨年4月函館の落車で左手の甲を骨折。9月取手の落車で肋骨を骨折して10月にはヘルニアが悪化して長期離脱を余儀なくされた。悪い流れを断ち切ってようやくリズムをつかみ始めた横山尚則が強力な北日本勢に立ち向かう。

細川和輝記者

2022年8月16日 22時15分

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