初連係の福島コンビが別線攻略に挑む ~富山競輪場~

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渡邉一成
自力を決意して自慢のスピードを披露する
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石井洋輝
初連係となる同県の先輩を番手でサポート
互いの意思とスキルを尊重してタッグを組む

 8月20日(日)にシリーズ2日目を迎える瑞峰立山賞争奪戦の二次予選6レースは初連係の福島勢がタッグを組む。意外だったのは渡邉一成(福島・88期)が前回りを決意して、若手の石井洋輝(福島・115期)が番手を回りに決まったことだろう。渡邉一成は石井洋輝の気持ちを確認した上で、この並びとなった経緯を丁寧に説明してくれた。
 
 「まず石井君がどうしたいかっていうのが大事なので。どうしても前でやりたいなら前を任せますけど、番手で頑張りたいってことだったので。もう今の時代、若いからって絶対に前で頑張らなきゃいけないっていう考え方は古いでしょ? 石井君が深谷君の番手へ競りに行っているのも見ていますし、初日の石井君は結果的に先行でしたけど、位置取りにこだわるレースをしていましたし、そうやっていきたいっていうのがあるなら僕が前で。やっぱりお互いの持ち味が一番生きる位置で戦う方がいいと思っているので」
 自在性を売りにしだしてから成績が安定してきた石井洋輝は番手で援護役に回ることとなった。
 「自分が前でやって勝てればいいんですけど、タテ脚だけじゃ簡単に勝てないのはわかっているので。一成さんが良ければでしたけど、番手を回っていいとのことだったので頑張りたいですね。前回は中野慎嗣君の番手を回っていますし、番手経験は何度かあるので。一成さんと一緒に勝ち上がれるように頑張りたいですね」

 互いの持ち味を生かせる最大限にポジションを選択して初めて連係する福島勢の走りに注目したい。

細川和輝記者

2022年8月20日 19時31分

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