鈴木雄一朗がホームで通算300勝達成 ~京王閣競輪場~

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鈴木雄一朗
300勝のポーズで応える
ホームバンクで節目を飾った

 9月2日(金)から京王閣競輪場で始まった『Sちくま杯&大柴杯&デイリー杯』F2ガールズシリーズ。

 8レースでは地元の鈴木雄一朗(東京・94期)が鋭いまくりを決めて、関東ラインで確定板を独占。通算300勝となる節目の白星を飾った。
 「前回があまりよくなかったけど、ここ(京王閣)は格別の思いがあるバンクなのでここで決められたら、と。(相手は)同期の伊藤(翼)君で、やられないぞと昨日から言い続けてきた。同期相手だったのもあって逆に緊張感なく走れて、けん制を乗り越えて1着を取れた。ここで300勝は感慨深いです」と特別な思いを持つホームバンクで、節目を決められたことを喜んだ。

 鈴木は脇本雄太らと同じ94期の在校1位で注目されてデビュー。デビュー初勝利も京王閣で決めたが、そこから腰のヘルニアに苦しんだり、チャレンジに落ちるなど苦しみながらも積み重ねてきた300勝だ。「同じケガをして上に行く人もいるけど、無理やりやって戻らなくなっても、なので。それでもまた赤いパンツを履けるように頑張る。そのために今回の地元戦でしっかりと結果を残さないと。優勝はちょうど一年前くらいのここ以来ない。手帳を見返してあの時を思い出してきた」とS級復帰を目指し、まずは301勝目を準決勝で決められるよう気を引き締めた。

角田祐馬記者

2022年9月2日 21時30分

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