石塚慶一郎が素質の高さを見せる ~立川競輪場~

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石塚慶一郎
予選の1着で波に乗りたい
前回から投入した新車がマッチ

 10日23日(日)から立川競輪場で開催されているF2シリーズ。24日に行われれる開催2日目のA級準決勝、最終12レースの石塚慶一郎(和歌山・119期)は気配が一変している印象を受けた。

 予選は押さえに動くも山崎寛巳(新潟・93期)が強気の突っ張り先行。石塚は下げて様子をうかがう組み立てから、豪快なまくりでのみ込んで1着スタートを決めた。
 「山崎さんがやる気だったので、脚を使わないように下げました。ちょっと車間を空け過ぎてしまい、ギリギリになったので修正点もありますね」とレースを振り返った。

 前検日には「S級点に手が届くところでの失格で気持ちが切れてしまった」と話していたが、「1年待ちの新車を前回から使って結果も出た。今回の予選1着は久々なので嬉しいですよ」とメーカーを替えた新車との相性もよさそうだ。

 準決勝の相手は勢いのある後藤悠(岩手・115期)とS級の頃の走りに戻りつつある伊早坂駿一(茨城・105期)で厳しい戦いとなるが、力を出し切って決勝進出を目指す。

永岡孝史記者

2022年10月23日 18時43分

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