尾崎悠生が復調! ~青森競輪~

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尾崎悠生
83点の脚ではない
苦しんだ腰痛から復活

 青森ミッドナイト競輪は10月28日(金)に初日が終了。A級1、2班戦の7レースでは、尾崎悠生(埼玉・113期)が力強い先行策で別線を完封した。

 尾崎は持病の腰痛の影響で今年6月からまさかの大不振に陥っていた。それが、前回の地元戦では最終日に逃げ切りで1着。「ちょっと力が入るようになってきました」と、今節の前検日には笑顔が戻っていた。初日は人気を集めた下岡優季のまくりを完璧に合わせ切り、小島雅章には差されたものの、埼玉ワンツーの立役者となった。
 「冷静に思っていた通りに先行出来ましたね。やっぱり、ちょっと力が入るようになった。一時期は腰痛で練習が全然ちゃんとできなくて。力が入らないし、練習量をかなり落としていたんですよ。それで成績も一気に落としちゃいました」

 全く本調子ではなかった9月川崎では、7着を3回並べて意気消沈。さらに、直後に体調を崩して次の四日市は欠場の憂き目にあった。が、意外にも腰の容態はここで好転する。
 「川崎の後に体調不良になって、思い切って全く練習しなかった。体調不良になる前も、周りからは休んだらって言われてはいたんですよね。外にも出れないし、何もせずに休んでたら痛みがなくなった。そこからはちゃんと練習できるようになったんです」

 本来ならば、競走得点90点台を徹底先行で確保できる力を持っている。完全復活となれば、一気に優勝候補に躍り出てもおかしくない。 

熊谷洋祐記者

2022年10月29日 00時14分

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