鋭いまくりを主武器に

　10月29日に広島競輪場で行われたFⅡシリーズ、モーニング開催の最終日でA級1、2班の決勝戦で橋本瑠偉(栃木・113期)が10月に弥彦、大垣に続いて完全Vを決めS級2班に特別昇級を決めた。

　レースは、赤板前で上昇の谷元奎心(鹿児島・117期)率いる九州勢に対し、前受けの橋本はすんなり車を下げて打鐘では６番手。それでも2角から仕掛けると谷元後位から番手まくりに出た中村雅仁(熊本・90期)をさらにまくって後続を離し3連続完全Vを決めた。
　橋本は2月付けで佐賀から栃木に移籍するや大ブレーク。前期の取手レインボーカップＡ級ファイナルで9着、6月の西武園決勝は2着で特進を逃していたが広島の前までに今年14Vと無敵の快進撃を続けていた。後期のレインボーカップＡ級ファイナルの出場予定選手にも当然選ばれていたが、それを待たずして今回でようやくS級特別昇級。鋭いまくり、カマシが武器で、昨年はS級で戦っていただけにレースの流れに慣れれば、A級同様に白星を積み重ねるはずだ。

• 選手詳細データ

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  橋本瑠偉 選手栃木・113期