課題を克服する長谷部龍一 ~取手競輪場~

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長谷部龍一
レースに慣れ優参頻度が増し積極的な走りで準決突破を狙う
消極的にならない

 12月24日から始まった取手競輪場で行われているモーニング開催、『¥JOY×プロスポーツ杯』は初日を終了。

 開催初日の5レースで長谷部龍一(岐阜・117期)は前受けの馬場和広(埼玉・98期)に突っ張られて、その後はペースをつかまさられたが、バック前からのまくりを決めると、松田優一(茨城・90)のブロックを乗り越えて白星をつかみ取った。
「風は気にならなかったし、(松田のブロックを)交わしつつ行けている。組み立ても考えて一旦は追い出しをかけて仕掛けるところも分かっていた」と自身の言葉を借りれば「冷静に走れている」だろう。

 それでも長谷部はさらに上へ進むために満足することはなく課題を口にする。
「消極的になってしまった。(初日のような)こういうような内容が多い。調子は問題ないので」。師匠の宝満大作(岐阜・85期)とワンツーを決められなかったのも反省点の一つだろう。
近況は「良くなっている。段々と力を出し切れるようになってきた」と話し力を出し切れば点数以上の力は持っている。

 準決は相手の機動型の一人に同期の上川直紀(栃木・117期)がいる。上川は初日シード組で格では相手が一枚上だが、勢いに乗っている今ならヒケは取らない。同期対決を制し決勝進出を決めたとき、さらに力が付いてきたと実感するはずだ。

木村貴宏記者

2022年12月24日 17時30分

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