地元の宮越孝治が不振を脱して白星スタート ~富山競輪場~

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宮越孝治
ファンの声援を力に変えて白星スタート
地元記念のために温存していた自転車がマッチ

 8月3日(木)に幕を開けた富山競輪開設72周年記念『瑞峰立山賞争奪戦』の初日7レースで地元の宮越孝治(82期・富山)が後方で外併走となる苦しい展開となったが、最後まであきらめることなく、最終3コーナーからコースを探して突っ込むと最終2センターで前が開けると直線で一気に抜け出して一次予選を突破した。
 
 「(川口直人と併走になってしまったが)土生君が仕掛けてくれればついて行って、そこで勝負と思ったんですけど。空いてくれましたね(笑)。奇跡です。ここのために温めて置いた自転車にしてバシッと出た感じですね。(後輩の笹倉慎也が3レースで1着を取っていたが)あれを見てパワーを貰いました。(近況は不振が続いていたため)そこまで人気にならないと思っていたんですけど、オッズを見たら勝ってくれている人がいたので頑張りました。一戦一戦なんですけど、(今シリーズ中に)あと1回は2着以内に入りたいですね」
 
 70周年大会のファイナリストでもあり、地元戦にはめっぽう強い。1着を取ったあとにバック線で中継カメラに抜かれることも把握済みで、ジャストタイミングでポーズを決めてファンにもアピールしていた。2日目以降もファンの声援を力に変えて地元の意地を見せる。

細川和輝記者

2023年8月3日 18時23分

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