夏場は苦手でも底力は一番

　8月9日から松戸競輪場でミッドナイト開催『戸定梨香杯』がA級1、2班戦は7レース制、ガールズ2レース制の計9レース制で行われる。ここでは5ヶ月ぶりに実戦に復帰する加賀山淳(千葉・94期)を取り上げたい。

　加賀山は3月の立川で先頭員早期追い抜きで失格。検車場に現れると「5ヶ月ぶりだから(手続き等)何をするか忘れちゃって」と話す。それくらいあっせん停止の期間が長かったということだろう。
本来なら加賀山くらいの戦歴なら前期S級で5ヶ月ぶりの実戦復帰でもA級なら普通に勝ち星を積み重ねると思うに違いない。しかし、加賀山は夏場が苦手。それは昔から言われていることでだ。「暑さで起きれない時もあったけど、ケアをしながらやることはやった。毎年のように(夏場に競走が続くから)蓄積疲労はない」のはプラスに働くだろう。
メンバーを見た選手の中には加賀山が7番車にいること(ミッドナイトはメンバー中で一番点数が高い選手が1番車で点数順に続く)にビックリしていた。それほどの選手だから、戦歴で周りを圧倒することができるだろう。まずは普段通りの力を発揮して地元で白星を決めたい。

• 選手詳細データ

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  加賀山淳 選手千葉・94期